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ライトとカメラを別コレクションに移動

  

ライトとカメラの別コレクションへの移動

最初に行う作業は、ライトとカメラの別コレクションへの移動です。 コレクションとは、オブジェクトを格納することができる入れ物のようなものです

  
レイヤの機能はBlender 2.8系で廃止されました。 Blender 2.8系からは代わりにコレクションという新たな機能が追加されました。

Blenderでは、コレクションの単位で有効/無効・表示/非表示を切り替えることができます。 つまり、コレクションとはオブジェクトをまとめて管理するための機能です

すでに説明したように、Blenderの新規ファイルには立方体のメッシュ・ライト・カメラの3つのオブジェクトが存在しています。 これら3つのオブジェクトは、初期状態では同じコレクションに格納されています

3つのオブジェクトが同じコレクションに格納されていると、有効/無効・表示/非表示の切り替えが連動してしまいます。 それだと管理しにくいため、以下のようにコレクションを分けることにします。

オブジェクト コレクション
犬の置物のメッシュ コレクション "Dog"
ライト コレクション "Light"
カメラ コレクション "Camera"

新規ファイルを開く

新規ファイルを開いた状態から作業を始めましょう。 Blenderを起動すると新規ファイルを開いた状態になりますので、そのまま作業を進めてください。

Blenderを起動後に何か操作を行った場合は、Blenderを再起動するか新規ファイルを開き直してください。

File -> New -> Generalを実行
File -> New -> Generalを実行

上図のようにトップバーのプルダウンメニューの"File" -> "New" -> "General" を実行することで新規ファイルを開き直すことができます。

現在のコレクションの状態の確認

まずは、現在のコレクションがどのようになっているのかを確認しましょう。 画面右上のOutlinerに注目してください

新規ファイルを開いた直後のOutliner
新規ファイルを開いた直後のOutliner

上図のように"Collection"という名称の箱のアイコンの下に"Camera"、"Cube"、"Light"という3行がぶら下がっているのがわかります。 箱のアイコンはコレクションであること表しており、"Collection"がコレクションの名称です。

"Camera"、"Cube"、"Light"という3行はそれぞれ、カメラ・立方体のメッシュ・ライトであり、コレクション "Collection"に格納されています。

  
コレクションの名称の右のチェックボックスは、コレクションの有効/無効を切り替えるためのものです。 その右の目のアイコンは、コレクションの表示/非表示を切り替えるためのものです。 さらに右のカメラのアイコンは、レンダリングの対象/非対象を切り替えるためのものです。

必要なコレクションを揃える

既存のコレクション "Collection" の名称を "Dog" に変更し、さらに新たに "Light"、"Camera"という名称の2つのコレクションを作成します。 つまり、まずは必要なコレクションを揃えよう、ということです。

では、コレクション "Collection" の名称を "Dog" に変更します。

1. 名称の上でダブルクリックする
1. 名称の上でダブルクリックする

上図のように画面右上のOutlinerのコレクション "Collection" の名称の部分をマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でダブルクリックします

2. 名称を変更可能な状態になる
2. 名称を変更可能な状態になる

上図のように名称を変更可能な状態になりますので、キーボードから "Dog" と入力してEnterキーを押してください。

3. コレクションの名称が "Dog" に変更される
3. コレクションの名称が "Dog" に変更される

上図のようにコレクションの名称が "Dog" に変更されます

続いて、新たなコレクションの作成に入りますが、その前にコレクション "Dog" の選択を解除します。

4. Outliner内の何もない場所をクリック
4. Outliner内の何もない場所をクリック

上図のようにOutliner内の何もない場所をマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックします。

コレクション "Dog" の選択が解除されますので、続いて、"Light"という名称のコレクションを作成します。

5. Outliner内を右クリックし表示されるメニューのNew Collectionを実行
5. Outliner内を右クリックし表示されるメニューのNew Collectionを実行

上図のようにOutliner内の何もない場所を(1)のようにマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されるメニューの(2)の"New Collection"を実行します。

  
画面にポップアップ表示されるメニューやメッセージは、マウスを大きく動かすと消えてしまいます(マウスカーソルがメニューから大きく外れると消えます)。 メニューが消えてしまった場合は、再度Outliner内をマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックしてください。
6. コレクションが追加される
6. コレクションが追加される

上図のように新たに "Collection 2" という名称のコレクションが追加されます。

  
今は使用しませんが、既存のコレクションをマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されるメニューの"Delete"を実行することでコレクションを削除することができます。

先ほどと同じようにコレクション "Collection 2" の名称の部分をマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でダブルクリックし、名称を "Light" に変更してください。

7. コレクションの名称を "Light" に変更する
7. コレクションの名称を "Light" に変更する

上図のようにコレクションの名称を "Light" に変更します

同様の手順で、"Camera" のコレクションも作成します。

8. コレクション "Camera" も作成する
8. コレクション "Camera" も作成する

上図のように "Dog"、"Light"、"Camera" という名称の3つのコレクションを準備します

ライトの別コレクションへの移動

では、ライトをコレクション "Light" に移動させましょう。 移動は、3D ViewportでもOutlinerでも行えますが、今回は3D Viewportで行います

3D Viewportでオブジェクトを別コレクションに移動させるには、まずは対象のオブジェクト、つまり今回はライトを選択する必要があります。 オブジェクトを選択するには選択ツールを使用します。

1. ツールバーの選択ツールを選択
1. ツールバーの選択ツールを選択

上図のように3D Viewportの左端にあるツールバーから選択ツールを選択します(またはキーボードのSHIFT+スペースキー -> Bを押します)。

  
"Box selection" から連想して覚えましょう。

では、ライトを選択しましょう。

2. ライトを左クリック
2. ライトを左クリック

上図のようにライトをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックします。

  
Blender 2.7系までは、選択操作はマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)に割り当てられていました。 しかし、Blender 2.8系からは、一般的なソフトウェアと同じように左クリックで選択できるようになりました。
  
"Box Selection" という名称になっているのは、囲んで選択することもできるためです。 マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグで囲んで選択することもできます。
3. ライトを選択
3. ライトを選択

上図のようにライトがオレンジ色で描かれます。 基礎知識 > 3D Viewportの見かたで説明したように、オレンジ色で描かれているのは現在選択されているオブジェクトです。 つまり、ライトが選択状態になったことを示しています。

  
今は使用しませんが、キーボードのSHIFTキーを押しながらマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)を押すと追加選択となり、選択中のオブジェクトはそのままで新たにオブジェクトが選択されます。
  
また、キーボードのAで全選択(全てのオブジェクトが選択)され、ALT+Aで全選択解除されます。 Blender 2.7系まではオブジェクトが未選択の状態でAを押すと全選択され、1つ以上のオブジェクトが選択されている状態でAを押すと全選択解除されていました。 Blender 2.8系からは全選択/全選択解除に別のショートカットキーが割り当てられました。

ではここで、画面右上のOutlinerに注目してください。 Outlinerでも、どのオブジェクトが選択中であるかが確認することができます。

4. Outlinerでも選択状態が確認できる
4. Outlinerでも選択状態が確認できる

上図のように"Light"の行の背景色が変化しています。 このように、Outlinerでも、どのオブジェクトが選択中であるかを確認することができます。

では、選択中のオブジェクト、つまりライトをコレクション "Light" に移動させましょう。 キーボードのMを押します。

  
"Move to Collection" から連想して覚えましょう。
  
マウスカーソルが3D Viewport上にある状態でキーボードのMを押します。
5. Lightを実行
5. Lightを実行

上図のように"Move to Collection"というタイトルのメニューが表示されますので、"Light"を実行します。

3D Viewport上では変化はありませんが、ライトはコレクション "Light" に移動しています。 画面右上のOutlinerを見ればわかります

6. コレクション "Light" に移動されている
6. コレクション "Light" に移動されている

上図のようにライトがコレクション "Light"の下に移動したのがわかります。

カメラの別コレクションへの移動

続いて、カメラをコレクション "Camera" に移動します。 ただし、今度は3D Viewport上ではなくOutliner上で移動させます

カメラのオブジェクト("Camera")をドラッグし、コレクション "Camera"にドロップします。

1. カメラのオブジェクトをコレクション "Camera"までドラッグ
1. カメラのオブジェクトをコレクション "Camera"までドラッグ

上図のようにカメラのオブジェクトをコレクション "Camera"までドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

2. コレクション "Camera" に移動されている
2. コレクション "Camera" に移動されている

上図のようにカメラがコレクション "Camera"の下に移動します。

ライトとカメラを非表示に

ライトをコレクション "Light" に、カメラをコレクション "Camera" に移動しました。 では続いて、ライトとカメラを非表示にしましょう。 ライトもカメラもモデリング作業には邪魔なので見えないようにします。

1. コレクション "Light" の目のアイコンをクリック
1. コレクション "Light" の目のアイコンをクリック

上図のように画面右上のOutlinerのコレクション "Light" の目のアイコンをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックします。

2. コレクション "Light" が非表示になる
2. コレクション "Light" が非表示になる

上図のようにライトが3D Viewportに表示されなくなりました。 正確には、コレクション "Light" に格納されている全てのオブジェクトが非表示になっています。

なお、Outlinerにも変化があります

3. コレクション "Light" の目のアイコンが閉じる
3. コレクション "Light" の目のアイコンが閉じる

上図のようにコレクション "Light" の目のアイコンが閉じました。 このコレクションが非表示であることを示しています。

では次に、同じ方法でカメラも非表示にします。

4. コレクション "Camera" の目のアイコンをクリック
4. コレクション "Camera" の目のアイコンをクリック

上図のように画面右上のOutlinerのコレクション "Camera" の目のアイコンをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックします。

5. コレクション "Camera" が非表示になる
5. コレクション "Camera" が非表示になる

上図のようにカメラも非表示になります。 これで、ライトとカメラが非表示になりました

6. 立方体のメッシュのみ表示
6. 立方体のメッシュのみ表示

上図のように3D Viewportには立方体のメッシュのみが表示されます。 この状態で、次へ進みましょう。

  

3DCGをファイルへ保存

ここで、制作中の3DCGをファイルへ保存しておきます。

1. File -> Saveを実行
1. File -> Saveを実行

上図のようにトップバーのプルダウンメニューの"File" -> "Save"を実行します(またはキーボードのCTRL+Sを押します)。

2. Blender File Viewウィンドウ
2. Blender File Viewウィンドウ

上図のようにBlender File Viewウィンドウが開きますので、(1)に任意のディレクトリを指定し、(2)の"untitled.blend"を適切なファイル名(好きなファイル名)に変更します。 なお、ピリオド以降は自動で付与されますので省略することができます

  
"ディレクトリ" とは "フォルダ" のことです。 "ディレクトリ" は "フォルダ" とも呼ばれます。
  
本ウェブサイトの記事では、犬の置物だと理解しやすいように "dog.blend" というファイル名で保存したものとして説明を続けます。

ファイル名を変更したら(3)の[Save Blender File]ボタンを押します。 ファイルが保存され、Blender File Viewウィンドウは自動的に閉じます。

  
これ以降、本ウェブサイトでは保存については触れません。 制作中の3DCGを失うことがないよう、こまめに保存してください。

保存したファイルの読み込みについて

保存したファイルを読み込むには、トップバーのプルダウンメニューの"File" -> "Open..."を実行します(またはキーボードのCTRL+Oを押します)。

Blender File Viewウィンドウが開きますので、一覧から対象のファイルを選択して、[Open]ボタンを押します。

ファイルが読み込まれると、Blender File Viewウィンドウは自動的に閉じます。

  

まとめ

オブジェクトを選択するには、選択ツールを使います。

操作/コマンド 説明
SHIFT+スペースキー
-> B
選択ツールを選択する

Blenderでは、一般的なソフトウェアと同じようにマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)で選択します。 なお、キーボードのSHIFTキーを押しながらマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)を押すと、追加選択となります。

また、キーボードのAで全選択することができ、ALT+Aで全選択解除することができます。

操作/コマンド 説明
マウスの左ボタン(マウスの左ボタン) オブジェクトを選択する
※他のオブジェクトは選択解除される
SHIFT+マウスの左ボタン(マウスの左ボタン) オブジェクトを追加選択する
A オブジェクトを全選択する
ALT+A オブジェクトを全選択解除する

オブジェクトはコレクションに格納することができます。 どのようなコレクションがあり、どんなオブジェクトが格納されているかは画面右上のOutlinerで確認することができます。

なお、Outlinerのコレクションの目のアイコンでコレクションの表示/非表示を切り替えることができます。 コレクションを非表示にすると、格納されている全てのオブジェクトが非表示になります。

また、コレクションはいつでも追加・削除したり名称を変更することができます。

操作/コマンド 説明
(Outlinerで)
マウスの右ボタン(マウスの右ボタン)
-> "New Collection"
新たなコレクションを作成する
(コレクションの上で)
マウスの右ボタン(マウスの右ボタン)
-> "Delete"
コレクションを削除する
(コレクションの名称の上で)
マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のダブルクリック
コレクションの名称を変更する

オブジェクトを選択した状態でキーボードのMを押すことで、オブジェクトを別コレクションに移動することができます。 なお、Outlinerでオブジェクトをコレクションにドラッグすることでも移動することができます。

操作/コマンド 説明
M オブジェクトを別コレクションへ移動する
(オブジェクトを)
マウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でコレクションまでドラッグ
オブジェクトをドラッグ先のコレクションへ移動する

編集中の3DCGは、キーボードのCTRL+Sでファイルへ保存することができます。 保存したファイルは、キーボードのCTRL+Oで読み込むことができます。 また、キーボードのCTRL+Nで新規ファイルを開くことが出来ます。

操作/コマンド 説明
CTRL+N 新規ファイルを開く
CTRL+S ファイルへ保存する
CTRL+O ファイルを開く
メニュー